“あいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相識50.0%
愛子27.3%
相如13.6%
相若9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぎ硯友社けんいうしやるにいて、第二の動機だうきとなつたのは、思案外史しあんがいし予備門よびもん同時どうじ入学生にふがくせい相識あいしつたのです、其頃そのころ石橋雨香いしばしうかうつてました
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
笊のことをフゴと呼ぶのだといふことである。途切れ/\に人家のあるママ愛子あいしといふ村へかゝる。此村は端から端までゞは二里もあるといひながら女は負けずに跟いて來る。
旅の日記 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
匆々そうそうしかし地方たびは有難くない。——そうした、ぞんきな、一すじな料簡をもつことにおいて西巻はかれより二十幾つも若い田代と相如あいしくものがあった。
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
諸陵寮の小さい応接所おうせつじょで、わたくしは初めて外崎さんに会った。飯田さんの先輩であったとは違って、この人はわたくしとよわい相若あいしくという位で、しかも史学を以て仕えている人である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)