“白兎”の読み方と例文
読み方割合
しろうさぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御前ごぜんつてゐました、左右さいうから二人ふたり兵士へいし護衞ごゑいされて、王樣わうさまのおそばには、片手かたて喇叭らつぱ片手かたて羊皮紙やうひし卷物まきものつた白兎しろうさぎました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
寝間着ピジャマを着たボクさんが、白兎しろうさぎのように穴から飛び込んできました。あたしは、赤ん坊のように両手で受けとめると、しばらくは、気が遠くなるような思いでした。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
すると、コスモスの花の下を、何か白いものが音もなく、ぴょんとねました。これは月の光に浮かれて、兎小屋うさぎごやから抜け出して、庭さきを飛びまわっている白兎しろうさぎでした。
もぐらとコスモス (新字新仮名) / 原民喜(著)