トップ
>
白兎
>
しろうさぎ
ふりがな文庫
“
白兎
(
しろうさぎ
)” の例文
御前
(
ごぜん
)
に
立
(
た
)
つてゐました、
左右
(
さいう
)
から
二人
(
ふたり
)
の
兵士
(
へいし
)
に
護衞
(
ごゑい
)
されて、
王樣
(
わうさま
)
のお
側
(
そば
)
には、
片手
(
かたて
)
に
喇叭
(
らつぱ
)
、
片手
(
かたて
)
に
羊皮紙
(
やうひし
)
の
卷物
(
まきもの
)
を
持
(
も
)
つた
白兎
(
しろうさぎ
)
が
居
(
ゐ
)
ました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
寝間着
(
ピジャマ
)
を着たボクさんが、
白兎
(
しろうさぎ
)
のように穴から飛び込んできました。あたしは、赤ん坊のように両手で受けとめると、しばらくは、気が遠くなるような思いでした。
キャラコさん:08 月光曲
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
すると、コスモスの花の下を、何か白いものが音もなく、ぴょんと
跳
(
は
)
ねました。これは月の光に浮かれて、
兎小屋
(
うさぎごや
)
から抜け出して、庭さきを飛び
廻
(
まわ
)
っている
白兎
(
しろうさぎ
)
でした。
もぐらとコスモス
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
私は嫦娥などという中国人のことなどはよく知らないのですが、しかしお月様の中に
棲
(
す
)
んでいるという
白兎
(
しろうさぎ
)
が、ピョンと一
跳
(
は
)
ねして、私の
足許
(
あしもと
)
へ飛んできそうな気がしました。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私達の側には鳥取から一緒に乘つて來た鳥取新報の記者もゐて、鰐とは青い
鮫
(
さめ
)
のことであり、それが古代の海賊のことであり、
白兎
(
しろうさぎ
)
とは善良な民族のことであるといふ一説なぞを話し聞かせてくれた。
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
少年「なあんだ、おじさんは、その
白兎
(
しろうさぎ
)
を撃ちにきたの」
春
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
『
愚物
(
ばか
)
だわねえ!』と
愛
(
あい
)
ちやんは
大
(
おほ
)
きな
聲
(
こゑ
)
で
齒痒
(
はがゆ
)
さうに
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しましたが、『
默
(
だま
)
れ!』と
白兎
(
しろうさぎ
)
が
叫
(
さけ
)
んだので、
急
(
いそ
)
いで
止
(
や
)
めました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
王樣
(
わうさま
)
は
氣遣
(
きづか
)
はしげに
白兎
(
しろうさぎ
)
を
御覽
(
ごらん
)
になりました、
白兎
(
しろうさぎ
)
は
低聲
(
こゞゑ
)
で、『
陛下
(
へいか
)
は
此
(
こ
)
の
證人
(
しようにん
)
の
相手方
(
あひてかた
)
の
證人
(
しようにん
)
を
詰問
(
きつもん
)
せらるゝ
必要
(
ひつえう
)
があります』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
兎
漢検準1級
部首:⼉
7画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々