“詰問”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きつもん83.5%
なじ13.9%
つめと1.3%
つめひらき1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨のような詰問きつもんを外して、けんめいに逃げを張る。とうとう石の壁にき当って、そこで全裸にされた形だ。第二号はにやりと笑う。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「なぜあんな乞食儒者に、勝手な熱をふかせて、丞相たるあなたが斬捨てておしまいにならなかったのですか」と、烈しく詰問なじった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余が自ら我が声を怪みて身辺を見廻りし頃には判事も警察官も目科も書記も皆余の周囲まわりに立ち「何だ「何事だ「うした「うしました」とあわただしく詰問つめとう声、矢の如く余が耳を突く
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
と胴を据えたる詰問つめひらき、老婦人は死灰のごとし。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)