“詰侍”の読み方と例文
読み方割合
つめざむらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詰侍つめざむらい部屋へや長屋ながやにいる常備じょうび武士ぶしを、番士ばんしは声をからして起しまわる。たちまち、ものとってけあつまるてきはかずをすばかり。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、おながれの杯は、廊下外の詰侍つめざむらいの列にまで、やがて順に廻って来た。藤吉郎の手に、それが渡って来たのは、何百人目か知れなかった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甲館こうかん躑躅つつじさき詰侍つめざむらいが、すでに、ここの物音を聞きしって、そとをかためてしまったにそういない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)