“寝間着”のいろいろな読み方と例文
旧字:寢間着
読み方割合
ねまき81.0%
シミーズ・デ・ニュイ4.8%
パジャマ4.8%
パジヤマ4.8%
ピジャマ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その記者が寝間着ねまきにしていた古浴衣を貰い受けまして、その別荘の御厄介になりながら、毎日毎日ボンヤリしていた訳でしたが……。
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その家のマダムに借りた足まで隠れてしまうようなだぶだぶの白の寝間着シミーズ・デ・ニュイの裾をひきずり、霞んだような眼差で立っているようすは、ちょうど舞台で見る気のふれたオフィーリヤそっくりでした。
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
寝間着パジャマを着た貴婦人に化けて寝台車に這入って、団長の化粧品箱の中から盗み出して、便所でレターペーパーを十枚程使って透き写しをしたのですから、とても判然わかにくいでしょうと思うんです。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そして寝間着パジヤマ姿の彼女は、一層声を低めて
まぼろし (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
寝間着ピジャマを着たボクさんが、白兎しろうさぎのように穴から飛び込んできました。あたしは、赤ん坊のように両手で受けとめると、しばらくは、気が遠くなるような思いでした。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)