“パジャマ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝衣50.0%
寝巻25.0%
寝間着25.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太い男の声が扉のすき間からもれると、太田ミサコは部屋につかつかと這入ると、彼女は盲目のように寝衣パジャマの男を見つめた。
女百貨店 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
その拍子に寝衣パジャマの袖がそこに飾ってある支那製の螺鈿らでんの人形に触れたのであろう。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
額へ、頬へ、肩へ触った手を、その恐ろしい冷たさにゾッとして引込めると、其儘そのまま寝室ベッドの側に寝巻パジャマの膝を突いて、讃之助は男泣きに泣き入りました。
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
と寝室のドアを叩く音に驚いて、寝巻パジャマ姿の讃之助が飛出すと、廊下の絨毯じゅうたんの上に崩折くずおれた家庭教師の道子は、その不思議に刻みの深い顔を硬張こわばらせて、涙も無く泣きじゃくって居りました。
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
……バード・ストーン団長が持っているのを、市俄古シカゴから桑港サンフランシスコまで来る汽車の中で盗み出して写したのです。寝間着パジャマを着た貴婦人に化けて寝台車に這入って、団長の化粧品箱の中から盗み出して、便所でレターペーパーを十枚程使って透き写しをしたのですから、とても判然わかにくいでしょうと思うんです。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)