“ねまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝衣68.9%
寝間着6.6%
寢衣5.8%
寝巻5.0%
寝着4.1%
寐衣2.5%
寐間着2.1%
寢間着1.2%
寢卷1.2%
寝間著0.8%
寢着0.8%
寐卷0.4%
寝間衣0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腕車から降りて行った笹村は、まだ寝衣を着たままの正一が、餡麺麭を食べながら、ひょこひょこと玄関先へ出て来るのに出逢った。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
神谷は寝間着のままはね起きて、手早く窓の障子と雨戸とをひらいてみた。まさか、そんなものがいようとは、夢にも考えていなかった。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
寢衣をきて起きた僕と、暗い陰鬱な電氣の下で、約一時間ほど話をした。來るといきなり、芥川君は手をひらいて僕に見せた。
芥川君との交際について (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
それから起き上って、夜具のに掛けてあった不断着を、寝巻の上へ羽織ったなり、床の間の洋灯を取り上げた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と膝に手を突いて起上りますると、鼠小紋常着寝着におろして居るのが、汚れッが来ており、お納戸色下〆を乳の下に堅くめ、れたように痩せて居ります。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
二階を借りている伊東さんというカフェーの女給襟垢白粉とでべたべたになった素袷寐衣に羽織をかけ、廊下から内をいて
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
糸織のなへたるにふらんねるをねし寐間着小袖めさせかへ、いざ御就蓐をとりてければ、其樣ふてはないとしやつて、滄浪ながら寐間へと入給ふ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
曉方になると、せまい家のから、寢間着のまま出て來ては、電柱に恁りかかつて、うつらうつら眠る平家の少女も、蚊帳のなかに手足を伸ばしてゐるのだらう。
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
寢卷浴衣を着たまゝ、人を迎へたか送つたか、兎も角、縁側に立つてうつかり月か何か眺めたところを、沓脱に居る曲者が、下から脇差で、一と思ひに左乳の下を突き上げたものです。
さあ、それからは、宛然人魂ものがしたやうに、つて、彼方へ、此方へ、たゞ、伊達卷についたばかりのしどけないかしい寢着追𢌞す。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
からつて、夜具けてあつた不斷着を、寐卷羽織つたなり、洋燈げた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
着物いで、寐卷に、りの兵兒帶をぐる/\きつけながら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「さァ苦しゅうない、寝間衣の上からでは思うように通るまい、肌襦袢の薄い上から、爪痕立て、たとえ肌をけようと好い程に」
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)