“寢着”の読み方と例文
新字:寝着
読み方割合
ねまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掛蒲團を擴げ、自分の寢着ねまきをたゝんでから、そこいらに散らかつてゐる繪本とお人形の家の道具をかたづけようと、窓ぎはに行つた。
さあ、それからは、宛然さながら人魂ひとだまつきものがしたやうに、かつあかつて、くさなか彼方あつちへ、此方こつちへ、たゞ、伊達卷だてまきについたばかりのしどけないなまめかしい寢着ねまきをんな追𢌞おひまはす。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)