寐卷ねまき)” の例文
それからあがつて、夜具やぐすそけてあつた不斷着ふだんぎを、寐卷ねまきうへ羽織はおつたなり、とこ洋燈らんぷげた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
とき着物きものいで、寐卷ねまきうへに、しぼりの兵兒帶へこおびをぐる/\きつけながら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
宗助そうすけさむいとながら、單衣ひとへ寐卷ねまきうへ羽織はおりかぶつて、縁側えんがはて、雨戸あまどを一まいつた。そとのぞくとなんにもえない。たゞくらなかからさむ空氣くうきにはかにはだせまつてた。宗助そうすけはすぐてた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)