“寐床”の読み方と例文
読み方割合
ねどこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前刻さつきせ、とつてめたけれども、それでも女中ぢよちゆうべてつた、となり寐床ねどこの、掻巻かいまきそでうごいて、あふるやうにして揺起ゆりおこす。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こんどはそのどちらか一つの「方」だけで我慢することにして、その選択はあすの朝の気分にまかせることにして寐床ねどこにはいりました。……
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
早くかなけりゃ、間に合わないよと代助は寐床ねどこを出るとすぐ注意した。門野は例の調子で、なに訳はありませんと答えた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)