“寐転”のいろいろな読み方と例文
旧字:寐轉
読み方割合
ねころ75.0%
ねこか12.5%
ねころが12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此所こゝは夏の初めになると苜蓿うまこやしが一面に生える。与次郎が入学願書を持つて事務へた時に、此桜のした二人ふたりの学生が寐転ねころんでゐた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
と言葉をのこしてわが部屋をいづればホッと息つきましたが、このは到頭寐転ねこかしをくわせられ不平でお帰りになり、其の次のも/\同じような手でうまく逃げられて
ジオゲンは勿論もちろん書斎しょさいだとか、あたたか住居すまいだとかには頓着とんじゃくしませんでした。これはあたたかいからです。たるうち寐転ねころがって蜜柑みかんや、橄欖かんらんべていればそれですごされる。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)