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襟垢
ふりがな文庫
“襟垢”の読み方と例文
読み方
割合
えりあか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えりあか
(逆引き)
日増しの魚や野菜を喰っている江戸ッ子たあ
臓腑
(
はらわた
)
が違うんだ。玄海の荒海を正面に控えて「
襟垢
(
えりあか
)
の附かぬ風」に吹き
晒
(
さら
)
された
哥兄
(
あんちゃん
)
だ。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
表
(
おもて
)
二階を借りている伊東さんというカフェーの
女給
(
じょきゅう
)
が
襟垢
(
えりあか
)
と
白粉
(
おしろい
)
とでべたべたになった
素袷
(
すあわせ
)
の
寐衣
(
ねまき
)
に羽織を
引
(
ひっ
)
かけ、廊下から内を
覗
(
のぞ
)
いて
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
大小だけは人をして避けしめるほど威嚇的な
長刀
(
ながもの
)
であるが、
襟垢
(
えりあか
)
のついた
袷
(
あわせ
)
に上へ
一重
(
ひとえ
)
の胴無しも羽織っていない。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
襟垢(えりあか)の例文をもっと
(23作品)
見る
襟
常用漢字
中学
部首:⾐
18画
垢
漢検準1級
部首:⼟
9画
“襟”で始まる語句
襟
襟飾
襟巻
襟元
襟首
襟髪
襟頸
襟足
襟度
襟脚
“襟垢”のふりがなが多い著者
杉山萠円
二葉亭四迷
泉鏡太郎
正岡容
三遊亭円朝
吉川英治
徳田秋声
永井荷風
谷崎潤一郎
夢野久作