“襟首”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えりくび96.4%
えりがみ1.8%
えりっくび1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次のページにはリエナが戸外のベンチで泣いているところへクジマが子ねこの襟首えりくびをつかんで頭上高くさし上げながらやって来る。
火事教育 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
月とよしを描いた衝立ついたての蔭から、よろよろと蹌踉よろめき上り、止めようとする宅悦の襟首えりがみをひっ掴んで、逆体さかていに引き据え、上になったお岩の生際はえぎわから一溜の生血なまち、どろどろと宅悦の顔にかかるのが
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
わっちが嚊を連れて旦那の処へ強請ゆすりに往った処がわっち襟首えりっくびつかめえての御意見が身にみて、お奉行様の御理解でもつんぼ程も聞かねえ國藏が改心して、これから真人間になって稼ごうと思ったけれども
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)