“低聲”のいろいろな読み方と例文
新字:低声
読み方割合
こごゑ71.4%
こゞゑ7.1%
ここえ7.1%
こごえ7.1%
ていせい7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「私のものは、ほんたうに恥かしい程、くしや/\だわ。」とヘレンは、低聲こごゑで囁いた。「私、ちやんとしようと思ふのだけれど忘れてしまつたのよ。」
王樣わうさま氣遣きづかはしげに白兎しろうさぎ御覽ごらんになりました、白兎しろうさぎ低聲こゞゑで、『陛下へいか證人しようにん相手方あひてかた證人しようにん詰問きつもんせらるゝ必要ひつえうがあります』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「何うしたの?」と低聲ここえにいふ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「何有、何處のおうちだツて然うですわ。幾ら玄関を張ツてゐらしツても、此の邊のお家で質屋の帳面の無い家と謂ツたら、そりや少ないわ。」と低聲こごえに謂ツて、はしやいだ笑方わらひかたをする。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
其處そこ長髮ちやうはつ敝衣へいい怪物くわいぶつとめなば、寸時すんじはやくびすかへされよ。もしさいはひ市民しみんはば、すゝんで低聲ていせいに(おう)は?とけ、かれへんずる顏色がんしよくくちよりさきこたへをなさむ。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)