“寸時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すんじ60.0%
いっとき10.0%
しばらく10.0%
ちつと10.0%
ちょっと10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行火あんかかはりにまでももちひられるようになり、今日こんにちでは人間にんげん生活上せいかつじよう電氣でんき寸時すんじくことの出來できない必要ひつようなものとなりました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
わたくしなどはいま修行しゅぎょう真最中まっさいちゅう寸時いっときもうかうかとあそんではりませぬ。
寸時しばらく、顔を見合せた。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
御駕籠訴おかごそゆくか行ぬか天下の吟味かなはぬ迄も願つて見ん夫で行ねば是非もないをつと大事だいじと思ふなら己と一所に願ひ出よと聞てお節は飛立とびたつ思ひ夫なら父樣寸時ちつとも早ふ御駕籠訴とやら云事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
寸時ちょっと皆が黙りこんだ。と、女は俄かに歯の根も合わぬほどがたがたふるえだした。
見開いた眼 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)