“寸暇”の読み方と例文
読み方割合
すんか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だれもかれも寸暇すんかをおしんで働かねば暮しのたたぬ村、だが、だれもかれも働くことをいとわぬ人たちであることは、その顔を見ればわかる。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
かれひる寸暇すんかをもをしんで勞働らうどうをするので一つにはれがなべの仕事しごとはげないほど疲勞ひらうおぼえしめてるのでもあるが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
下士のはいようやく産を立てて衣食のうれいまぬかるる者多し。すでに衣食を得て寸暇すんかあれば、上士の教育をうらやまざるを得ず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)