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寸隙
ふりがな文庫
“寸隙”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すんげき
87.5%
すきま
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すんげき
(逆引き)
さうすると
麥
(
むき
)
を
刈
(
か
)
つた
跟
(
あと
)
の
菽
(
まめ
)
や
陸穗
(
をかぼ
)
が
渇
(
かつ
)
した
口
(
くち
)
へ
冷
(
つめ
)
たい
水
(
みづ
)
を
獲
(
え
)
た
樣
(
やう
)
に
勢
(
いきほひ
)
づいて、四五
日
(
にち
)
の
内
(
うち
)
に
青
(
あを
)
い
葉
(
は
)
を
以
(
もつ
)
て
畑
(
はたけ
)
の
土
(
つち
)
が
寸隙
(
すんげき
)
もなく
掩
(
おほ
)
はれる。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
あッ——といったのは
刀下
(
とうか
)
一
閃
(
せん
)
のさけび、どッと、血けむりを立てるかと思うと、必死の
寸隙
(
すんげき
)
をねらって、竹童の
右手
(
めて
)
がふところをでるやいなや
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寸隙(すんげき)の例文をもっと
(14作品)
見る
すきま
(逆引き)
二階の
燈
(
ひ
)
と、三階の燈と、店の燈と、街路の燈と、
蒼
(
あお
)
に、
萌黄
(
もえぎ
)
に、
紅
(
くれない
)
に、
寸隙
(
すきま
)
なく
鏤
(
ちりば
)
められた、
綾
(
あや
)
の幕ぞと見る程に、八重に
往来
(
ゆきか
)
う人影に、たちまち
寸々
(
ずたずた
)
と引分けられ、さらさらと風に連れて
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
寸隙
(
すきま
)
もる風おともなく、身に迫りくる寒さもすさまじ。
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
寸隙(すきま)の例文をもっと
(2作品)
見る
“寸隙”の意味
《名詞》
寸隙(すんげき)
僅かな暇なとき。
僅かな隙間。
(出典:Wiktionary)
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
隙
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
“寸”で始まる語句
寸
寸毫
寸分
寸法
寸々
寸暇
寸時
寸断
寸志
寸燐
“寸隙”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
野村あらえびす
山東京山
柴田宵曲
尾崎紅葉
吉川英治
樋口一葉
長塚節
正岡子規
泉鏡花