“綾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あや98.8%
りよう1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
式場用の物のおおい、敷き物、しとねなどの端を付けさせるものなどに、故院の御代みよの初めに朝鮮人がささげたあやとか、緋金錦ひごんきとかいう織物で
源氏物語:32 梅が枝 (新字新仮名) / 紫式部(著)
さてかたばかりの盃事さかずきごとをすませると、まず、当座の用にと云って、塔の奥から出して来てくれたのがあやを十ぴきに絹を十疋でございます。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
父はしきりにその三稜鏡をいぢつてゐたが、特別に為掛しかけも無く、からくりも見つからない。しかしそれで太陽をすかして見ると、なるほど七りようの光があらはれる。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
くれなゐのりようはかま腰結こしゆひのあたりに歌は書かむと思へ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)