“綾織”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あやおり50.0%
あやお30.0%
あやはとり10.0%
レース10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縞柄しまがらのとり方にもおのずから道がありますが、共に平織ひらおり綾織あやおりも見られます。分厚い綾織でその名を成したのは「八反はったん」であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
青い綾織あやおりのズボンはいたんですり切れ、片ひざは白くなり、片膝には穴があいている。ぼろぼろな灰色の上衣には、り糸で縫われた青ラシャの補綴はぎが一方のひじの所にあたっている。
と云ふよりは呉織くれはとり綾織あやはとりから川島甚兵衛に至るまで、上下二千年の織工史を通じて、如何なる地歩を占むべきものか、その辺の消息に至つては、がうもわからぬと云ふ外はない。
竜村平蔵氏の芸術 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)