“為掛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しか50.0%
しかけ16.7%
じかけ16.7%
シカケ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
虚「イエ/\あなた方は何うもやアしません、何しろ飛んだ御災難で、御婦人連れですから、間が宜ければ追剥をしようと為掛しかけた悪い奴で」
父はしきりにその三稜鏡をいぢつてゐたが、特別に為掛しかけも無く、からくりも見つからない。しかしそれで太陽をすかして見ると、なるほど七りようの光があらはれる。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
また机に向っていて足を暖める電気為掛じかけの装置も出来ていたので、僕は寒さの厳しい民顕の冬を凌ぐことが出来た。
リギ山上の一夜 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それと今一つ、つけ加へて置かねばならぬのは、人形芝居の為掛シカケ物の絡んで来ることである。
夏芝居 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)