“じかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仕掛88.9%
為掛11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西洋蝋燭ろうそくがばね仕掛じかけで管の中からせり上がって来る当時ではハイカラな燭台を使うこともあったが、しかし就寝時の有明けにはずっと後までも行燈を使っていた。
追憶の冬夜 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
その瞬間しゅんかん、ザクンと一打ひとうち、大きなくまの手が、かれの右のひたいから頭にかけて打ちおろされた。男は、むちゅうでバネ仕掛じかけのようにとび上がって、あとはどうしたのか自分にはわからない。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
また机に向っていて足を暖める電気為掛じかけの装置も出来ていたので、僕は寒さの厳しい民顕の冬を凌ぐことが出来た。
リギ山上の一夜 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)