“為掛(しか)” の例文
虚「イエ/\あなた方は何うも為(し)やアしません、何しろ飛んだ御災難で、御婦人連れですから、間が宜ければ追剥をしようと為掛(しか)けた悪い奴で」
そして話を為掛(しか)けてあるのを忘れたか、それとも跡を話したくなくなつたかと思はれる様子をしてゐる。そこで話の結末が聞きたいと云つて催促して見た。
ステパンがこの天使のやうな純潔な処女心(をとめごころ)を、うかとした挙動や言語(げんぎよ)で傷るやうな事があつてはならぬと心配して、特別な優しさと用心深さとを以て話を為掛(しか)けてゐると、マリイは伏目になつたり