“処女心”のいろいろな読み方と例文
旧字:處女心
読み方割合
おとめごころ62.5%
むすめごころ12.5%
をとめごころ12.5%
ヴァジン・ソイル12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の顔を見るのもまばゆそうに、動悸ときめきを抑えて、じっとそこに固くなっていると、自分もともに処女心おとめごころに返って、相手の者と同じような初心うぶ動悸ときめきを覚えるのだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
処女心むすめごころは、自分への男の愛を、ふいに、他人へられたような憂いをもって、見ているのだった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ステパンがこの天使のやうな純潔な処女心をとめごころを、うかとした挙動や言語げんぎよで傷るやうな事があつてはならぬと心配して、特別な優しさと用心深さとを以て話を為掛しかけてゐると、マリイは伏目になつたり
いくら処女心ヴァジン・ソイルが恋しいからといって、その昔のカテリイヌの面影を探しながらお祭りを見て歩るこうなんて、そりゃあんまり子供っぽい詩よ。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)