トップ
>
『夏芝居』
ふりがな文庫
『
夏芝居
(
なつしばい
)
』
真夏の天地は、昼も夜も、まことに澄みきつた寂しさである。日の光りの照り極まつた真昼の街衢に、電信柱のおとす影。どうかすると、月の夜を思はせる静けさの極みである。夜は又夜で、白昼の如く澄みきつた道の上のわづかな陰が、道をしへでも飛び立ちさうな …
著者
折口信夫
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 演劇史 各国の演劇
初出
「苦楽 別冊」1948(昭和23)年7月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約27分(500文字/分)
朗読目安時間
約45分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鉦鼓
(
シヤウゴ
)
山家
(
ヤンベ
)
為掛
(
シカケ
)
欄干
(
てすり
)
機関
(
からくり
)
法懸
(
けさかけ
)