“潁川”の読み方と例文
読み方割合
えいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔は帝堯が己に譲位すべしと聞いて潁川えいせんに耳を洗うた変物あり、近くは屁を聞いて海に入り、屁を聞かせじと砂にすかし込む頑民あり
「——司馬徽しばきあざな徳操とくそう。また道号を水鏡すいきょう先生と申されます。生れは潁川えいせんですから黄巾の乱なども、よく見聞しておいでになります」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いわずともよい言葉であったが、潁川えいせん以来、とかく官兵の空威からいばりに、業腹ごうはらの煮えていたところなので、つい口をついて出てしまったのである。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)