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潁川
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えいせん
ふりがな文庫
“
潁川
(
えいせん
)” の例文
昔は帝堯が己に譲位すべしと聞いて
潁川
(
えいせん
)
に耳を洗うた変物あり、近くは屁を聞いて海に入り、屁を聞かせじと砂に
賺
(
すか
)
し込む頑民あり
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「——
司馬徽
(
しばき
)
、
字
(
あざな
)
は
徳操
(
とくそう
)
。また道号を
水鏡
(
すいきょう
)
先生と申されます。生れは
潁川
(
えいせん
)
ですから黄巾の乱なども、よく見聞しておいでになります」
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いわずともよい言葉であったが、
潁川
(
えいせん
)
以来、とかく官兵の
空威
(
からい
)
ばりに、
業腹
(
ごうはら
)
の煮えていたところなので、つい口をついて出てしまったのである。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その年の十二月、曹操の遠征軍は、まず陳の国を攻め、汝南(河南省)
潁川
(
えいせん
)
地方(河南省・許昌)を
席巻
(
せっけん
)
して行った。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「オオ、ではかつて、黄巾の乱の折、
広宗
(
こうそう
)
の野や
潁川
(
えいせん
)
地方にあって、武名を鳴らした無名の義軍を率いていた人か」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「
潁川
(
えいせん
)
から広宗へ向った玄徳の隊が、形勢の変化に、途中から引っ返してきて、ただ今、着陣いたしましたが」
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
賊の総大将張角の弟で
張宝
(
ちょうほう
)
・
張梁
(
ちょうりょう
)
のふたりは目下、
潁川
(
えいせん
)
(河南省・許昌)のほうで暴威をふるっている。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
潁川
(
えいせん
)
の産れで家柄はよく、後漢の名家の一つで、傑士荀淑の孫にあたっている。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分の
根城
(
ねじろ
)
だった
兗州
(
えんしゅう
)
を失地し、その上、いなご
飢饉
(
ききん
)
の
厄
(
やく
)
にも遭いなどして、ぜひなく
汝南
(
じょなん
)
、
潁川
(
えいせん
)
方面まで遠征して地方の草賊を相手に、いわゆる
伐
(
き
)
り
奪
(
と
)
り
横行
(
おうこう
)
をやって苦境をしのいでいたが
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その頃、
潁川
(
えいせん
)
の
大儒
(
たいじゅ
)
石韜
(
せきとう
)
は、諸州を遊歴して荊州にきていた。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
潁
部首:⽔
15画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“潁”で始まる語句
潁州
潁上
潁