十二支考:05 馬に関する民俗と伝説 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙) (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
半七捕物帳:14 山祝いの夜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア (旧字旧仮名) / シャーロット・ブロンテ(著)
釘抜藤吉捕物覚書:08 無明の夜 (新字新仮名) / 林不忘(著)
家常茶飯 附・現代思想 (新字新仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)
一つは御容姿のお美しさが心をよく賺して、結ぼれの解けぬ歎きを少しずつ語っていかれるのは非常に気の楽になることのように薫に思われたのである。
源氏物語:50 早蕨 (新字新仮名) / 紫式部(著)
即興詩人 (旧字旧仮名) / ハンス・クリスチャン・アンデルセン(著)
茶話:04 大正七(一九一八)年 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
なんと同役、とてものことにその山崎という奴を、うまく賺して押片付けてしまおうじゃねえか
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
なだめ賺して立退かせてさえおけば、後は心安く落付いて祭をすることが出来たのだけれども、余り熱心に多くの死者を供養するようになると、もう一度その日を過ぎてから
「なに、お前を?」と、ちやうど、ほんものの大きな馬に乗せよと言つて駄々をこねる、四つぐらゐの子供でも賺しなだめる小父さんといつた調子で、ザポロージェ人が答へた。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:02 降誕祭の前夜 (新字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙 (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
世界怪談名作集:02 貸家 (新字新仮名) / エドワード・ジョージ・アール・ブルワー・リットン(著)
長三が家出の後でも猶夏子を賺しつ欺しつし、遂に其の手段として、自分の所有金を悉く銀行から引き集め、それを夏子の目の前へ積み上げて、此の家の財産は現金だけでも是ほどある
鬼心非鬼心:(実聞) (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
といろ/\と勝五郎を賺しこしらえるうちに、切れるような言葉あるをきゝましたお若は、プッと頬をふくらすのを見ましたから、眼付で合図いたし、ヤッと勝五郎を追いかえしますると
根岸お行の松 因果塚の由来 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)