「その頃の箱根はまるで違いますよ」 半七老人は天保版の道中懐宝図鑑という小形の本をあけて見せた。 「御覧なさい。湯本でも宮の下でもみんな茅葺屋根に描いてあるでしょう。それを思うと、むかしと今とはすっかり変ったもんですよ。その頃は箱根へ湯治に …
著者 | 岡本綺堂 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約22分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約36分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
強請
頭
駅
翌
瞑
菖蒲
空
行燈
造作
責
羽目
蒲団
草鞋
茅葺
若年
臂
胡麻
蠅
紅摺
立場
破目
瞳
真
転
鱈腹
駿府
顔色
頤
階下
銭
酒匂
軽口
蚊帳
身状
足弱
賺
賄賂
訊
直参
蟒蛇
商人
宿
家
大鼾
大眼
大山
大哥
堅気
団扇
嚇
寝衣
同腹
博奕
出来
其処
先刻
億劫
便所
会釈
旅籠
目算
発
瑕
猶予
湯治
浄
水際
気質
旨
下戸
旅人
挫
急
後生
役得
強
式
工夫
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