“大鼾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいびき87.5%
おほいびき8.3%
おおいび4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一人のお客さんは、入り口の方にりかかってこくりこくりやって御座ござったが、やがて、アヴァランシュのような大鼾おおいびきをかき初めた。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
「氣の毒なことに、昨日まで床の上に起上つてゐたが、今朝の騷ぎでとりのぼせたものか、まるつきり正體もありません。大鼾おほいびきをかいて寢てゐる側で二番目娘のお半さんが介抱だ」
お前は、小さい時から大鼾おおいびきをかく子であった事を忘れてはいけない。あのような大鼾きでは、女房以外の女なら必ず閉口します。
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)