“おおいびき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大鼾95.5%
大鼾声4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ようやくこれへお下りになったようなわけで……お行水ぎょうずいを召されるやいな、大鼾おおいびきをかいてお寝みになられていたものですから。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分のそばには運転手や助手達が三四人も大鼾おおいびきで寝ていた。隆山は寝床に腹這ったまま手紙のようなものを書いている。
泣虫小僧 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
撲りつけても眼をましそうもない大鼾声おおいびきをかいているのである。酒はこいつが飲んだのだな——と思うとその鼾声に腹が立つ。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)