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『泣虫小僧』
ふりがな文庫
『
泣虫小僧
(
なきむしこぞう
)
』
閻魔蟋蟀が二匹、重なるようにして這いまわっている。 啓吉は、草の繁った小暗いところまで行って、離れたまま対峙している蟋蟀たちの容子をじいっと見ていた。小さい雄が触角を伸ばして、太った雌の胴体に触れると、すぐ尻を向けて、りいりい……と優しく羽 …
著者
林芙美子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間10分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間57分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
空
(
す
)
弾
(
は
)
美味
(
びみ
)
外見
(
よそみ
)
合点
(
うなず
)
嫁
(
か
)
擦
(
さす
)
蓮
(
れん
)
呆
(
ぼ
)
擽
(
くす
)
森
(
しん
)
甲斐
(
がい
)
空
(
から
)
解
(
わか
)
誂
(
あつ
)
赧
(
あから
)
轍
(
てつ
)
香
(
にお
)
一寸
(
ちょっと
)
一途
(
いちず
)
不図
(
ふと
)
他人
(
ひと
)
億劫
(
おっくう
)
先
(
ま
)
兎
(
と
)
凭
(
もた
)
動悸
(
どうき
)
口惜
(
くや
)
吃驚
(
びっくり
)
后
(
きさき
)
呑気
(
のんき
)
周章
(
あわ
)
唖
(
おし
)
喋
(
しゃべ
)
嗅
(
か
)
図々
(
ずうずう
)
土産
(
みやげ
)
土砂
(
どしゃ
)
大鼾
(
おおいびき
)
姐
(
ねえ
)
容子
(
ようす
)
対峙
(
たいじ
)
幡
(
はた
)
急
(
せ
)
悄気
(
しょげ
)
悪戯
(
いたずら
)
愕
(
おどろ
)
懐
(
ふところ
)
手摺
(
てすり
)
手攫
(
てづか
)
抽斗
(
ひきだし
)
拭布
(
ふきん
)
掬
(
すく
)
提灯
(
ちょうちん
)
早稲
(
わせ
)
晩稲
(
おくて
)
梟
(
ふくろう
)
椹
(
さわら
)
檜葉
(
ひば
)
歪
(
ゆが
)
汚点
(
しみ
)
沓
(
くつ
)
洋袴
(
ズボン
)
流石
(
さすが
)
淹
(
い
)
溝板
(
どぶいた
)
濯
(
すす
)
点
(
つ
)
牡蠣
(
かき
)
瓦斯
(
ガス
)
生毛
(
うぶげ
)
瘤
(
こぶ
)
瘰癧
(
るいれき
)
百合
(
ゆり
)
相良
(
さがら
)
睨
(
にら
)
矢庭
(
やにわ
)
稲荷
(
いなり
)
縞
(
しま
)
繻子
(
しゅす
)
美味
(
うま
)
耳朶
(
みみたぶ
)
臍
(
へそ
)
苛
(
いじ
)
若布
(
わかめ
)
茨
(
いばら
)
草疲
(
くたび
)
草臥
(
くたび
)
莫迦
(
ばか
)
蒟蒻
(
こんにゃく
)
蕎麦
(
そば
)
薔薇
(
ばら
)
薹
(
とう
)
虎徹
(
こてつ
)
蝙蝠
(
こうもり
)
蟋蟀
(
こおろぎ
)
衿
(
えり
)
衿足
(
えりあし
)
袂
(
たもと
)
袈裟
(
けさ
)