“薹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とう84.0%
たう14.8%
すげ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし胴のふとり方の可憐かれんで、貴重品の感じがするところは、たとえばふきとうといったような、草の芽株に属するたちの品かともおもえる。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その頃にしては少したうの立ちかけた二十歳はたち、さして美しくはありませんが、育ちのせゐか垢拔あかぬけがして、娘らしい魅力に申分はありません。
多くの家の周囲には、家を建てた材料と同じすげ、或は蘆を束にした、高い垣根がある。アイヌの家は、六年か七年しかもたぬそうである。部落には家が三、四十軒ある。