銭形平次捕物控:267 百草園の娘 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ちっと薹が立ち過ぎて使う方でも使いにくくて困るといったもの……十四にもなってぶらぶら子供を遊ばして置く家があると
幕末維新懐古談:02 私の子供の時のはなし (新字新仮名) / 高村光雲(著)
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
庭におくれ咲きの薹のたった福寿草。草花が、剪り花ながら新陳代謝早くなり、じき水がくもるようになって来た。
日記:12 一九二六年(大正十五年・昭和元年) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「番頭さん。一体あのお此さんという子は、なぜいつまでも独りでいるんですね。いい子だけれども、惜しいことにちっと薹が立ってしまいましたね」
半七捕物帳:13 弁天娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
旧聞日本橋:19 明治座今昔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
堀は本所小梅町にいるころ、私に言問のおだんごを持って来てくれ、追分にいて達者な時には冬も温かい清水に生える芹とか、春先には蕗の薹をさげて上京して私にくれた。
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
いわゆるフキの薹である。中央に一本の茎があってその周囲に淡緑色の多数の大形鱗片を着ける。茎頂に沢山な白色頭状花が聚り着き、その各頭状花は多数の小花より成っている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
右門捕物帖:38 やまがら美人影絵 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
銭形平次捕物控:062 城の絵図面 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)