トップ
>
『春の土へ』
ふりがな文庫
『
春の土へ
(
はるのつちへ
)
』
早く春になったら、どんなに楽しい事だろう、日向の小高い丘に軟く暖く香高い土があらわれて、蕗の薹が上衣を脱ぎ、水晶の様に澄んだ水が、小川を流れ、小魚がピチピチ泳いでいる。 そして先ず一番に「春である」事を思わせる。 一日一日暖くぽかぽかとほて …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「旭川新聞」1925(大正14)年2月3日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
蕗
(
ふき
)
薹
(
とう
)