“蕗味噌”の読み方と例文
読み方割合
ふきみそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南瓜とうなすは黄に煮え砕けてべとべとになりましたが、奥様の好物、早速の御茶菓子代り、小皿に盛りまして、蕗味噌ふきみそと一緒に御部屋へ持って参りました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
掻きさがせば、もうきっと、青い青いふきのとうが、芽をふいているに違いございませぬ。それをって蕗味噌ふきみそにしてさしあげたら如何なものでございましょう
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先日八百屋やおやふきとうを持って来ましたから一度に沢山蕗味噌ふきみそを拵えておきました。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)