“茎立”のいろいろな読み方と例文
旧字:莖立
読み方割合
くきだち50.0%
くきたち25.0%
クヽタ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フクタチ 茎立くきだちすなわち蔬菜の春になってとうに立つことであるが、それをククタチと呼んだのは古く、東北ではまた一般に始めのクをハ行に発音していて
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
蝦蟆を打ち殺すと仰向あおむきにかえる。それを名目読みにかいると云う。透垣すきがきをすいがき茎立くきたちをくく立、皆同じ事だ。杉原すいはらをすぎ原などと云うのは田舎いなかものの言葉さ。少し気を付けないと人に笑われる
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
茎立クヽタちは草の若茎と考へられ易いが、木の萌え立ちのシンの末になる部分だらう。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)