“山辺”のいろいろな読み方と例文
旧字:山邊
読み方割合
やまべ76.9%
やまのべ7.7%
ヤマノベ7.7%
ヤマベ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梶女はたしかめるようにこちらを見ていたが、すぐ思いかえしたようすで、今日は山辺やまべ温泉いでゆへゆくからしたくするようにと云った。
日本婦道記:糸車 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
山辺やまのべ赤人あかひとが好き人丸忌ひとまるき
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
持統紀に、庚午賜死皇子大津於訳語田舎、時年二十四。妃皇女山辺ヤマノベ髪徒跣奔赴殉焉。見者皆歔欷とある。磐余の池は今は無いが、磯城郡安倍村大字池内のあたりだろうと云われている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
名ニシオフ宇治ノ山辺ヤマベノ坂口ニ、御屋形オヤカタヲ立、ココニテ一献進上。花沢ノ古城、コレハ昔、小笠原肥前ガタテ籠リシ折、武田信玄、コノ城ヘ取懸トリカカリ、ヒト数多アマタ討タセ、勝利ヲ失ヒシ城也。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)