“御屋形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやかた60.0%
おんやかた20.0%
オヤカタ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
改（あらた）め申けるは此度天一坊樣御身分調（しらべ）の儀に付ては越前守申す事は小石川御屋形（おやかた）の御言葉と心得よとの儀にて大岡が言葉を背（そむ）かるゝは則ち上意を
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)
本院の大臣（おとど）の御屋形（おんやかた）には、ずゐぶん女房も沢山ゐるが、まづあの位なのは一人もないな。あれなら平中が惚（ほ）れたと云つても、——
好色 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)
名ニシオフ宇治ノ山辺（ヤマベ）ノ坂口ニ、御屋形（オヤカタ）ヲ立、ココニテ一献進上。花沢ノ古城、コレハ昔、小笠原肥前ガタテ籠リシ折、武田信玄、コノ城ヘ取懸（トリカカ）リ、人（ヒト）数多（アマタ）討タセ、勝利ヲ失ヒシ城也。
新書太閤記：06 第六分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)