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御屋形
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おやかた
ふりがな文庫
“
御屋形
(
おやかた
)” の例文
改
(
あらた
)
め申けるは此度天一坊樣御身分
調
(
しらべ
)
の儀に付ては越前守申す事は小石川
御屋形
(
おやかた
)
の御言葉と心得よとの儀にて大岡が言葉を
背
(
そむ
)
かるゝは則ち上意を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ところがそれから半月とたたないある日の事、中御門の少納言は、堀川の
御屋形
(
おやかた
)
の
饗
(
さかもり
)
へ御出になった帰りに、
俄
(
にわか
)
に血を吐いて
御歿
(
おなくな
)
りになってしまいました。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あの方が
阿父様
(
おとうさま
)
の代から、ずっと御住みになっていらっしゃる、二条
西洞院
(
にしのとういん
)
の
御屋形
(
おやかた
)
のまわりには、そう云う色好みの方々が、あるいは車を御寄せになったり
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
願ふ
所存
(
しよぞん
)
なり萬一小石川
御屋形
(
おやかた
)
に於ても
御取用
(
おとりもち
)
ひなき時は越前が
運命
(
うんめい
)
の
盡
(
つく
)
る
期
(
とき
)
なり其時予は
含状
(
ふくみじやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
でございますから若殿様が、御家督を御取りになったその日の内から、
御屋形
(
おやかた
)
の中へはどこからともなく、今までにない
長閑
(
のどか
)
な
景色
(
けしき
)
が、
春風
(
しゅんぷう
)
のように吹きこんで参りました。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
わたしは御不用意を責めるように、俊寛様の御顔を眺めました、ほんとうに当時の御主人は、
北
(
きた
)
の
方
(
かた
)
の御心配も御存知ないのか、夜は
京極
(
きょうごく
)
の
御屋形
(
おやかた
)
にも、
滅多
(
めった
)
に御休みではなかったのです。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御主人が
御捕
(
おとら
)
われなすった
後
(
のち
)
、
御近習
(
ごきんじゅ
)
は皆逃げ去った事、
京極
(
きょうごく
)
の
御屋形
(
おやかた
)
や
鹿
(
しし
)
ヶ
谷
(
たに
)
の御山荘も、
平家
(
へいけ
)
の侍に奪われた事、
北
(
きた
)
の
方
(
かた
)
は去年の冬、御隠れになってしまった事、若君も重い
疱瘡
(
もがさ
)
のために
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“御屋形”で始まる語句
御屋形江御上