“御歿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おな66.7%
おなく16.7%
おなくな16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝで御歿おなくなりになつた妹君の御身の上にも、兎角の噂が立ちまして、中には又月のない夜毎々々に、今でも怪しい御袴の緋の色が
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それから其後また山本町に移ったが、其頃のことで幼心にもうすうす覚えがあるのは、中徒士町に居た時に祖父おじいさんが御歿おなくなりになったこと位のものです。
少年時代 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ところがそれから半月とたたないある日の事、中御門の少納言は、堀川の御屋形おやかたさかもりへ御出になった帰りに、にわかに血を吐いて御歿おなくなりになってしまいました。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)