“おな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
92.9%
御亡1.7%
1.4%
御成1.4%
御歿1.4%
御名0.7%
小凪0.3%
御同0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこは、先刻さっきそのぐちまえぎた、おな公園こうえん裏手うらてになっていました。
雪の上のおじいさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
かあさんは、そうおっしゃっただけでした。少年しょうねんだけは、いつまでもおなじことをかんがえていました。
夢のような昼と晩 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そうして小さい声で、「御父さんが御亡おなくなりになっても、御母さんが今まで通り可愛かわいがって上げるから安心なさいよ」と云った。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「えゝもううに。此處を退院なさるとぢきでした、御亡おなくなりになつたのは」
変な音 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
おなじく留学生候補の学士ださうで今は或る私立学校の哲学と歴史の講師をしてゐる御園みその草四郎くさしらう、自称青年政事家で某新聞のパリ/\[「パリ/\」に傍点]記者とかいふ大洞おほゞら福弥ふくや
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
板のやうな掛蒲団をあはせの上にかぶつて禿筆ちびふでを噛みつゝ原稿紙にむかふ日に焼けてあかゞね色をしたる頬のやつれて顴骨くわんこつの高く現れた神経質らしいおな年輩としごろの男を冷やかに見て
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
で、女が聞いたそうですよ。あなたが学校を卒業なさると、二十五六に御成おなんなさる。すると私も同じぐらいにけてしまう。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
辻斬つじぎりがあったんだ」と男は云った、「ゆうべ宵のくちに、御成おなり小路で辻斬りがあった、浪人ふうで、年ごろも似ているんだ」
「悲しうございます。よしんば御父様が御歿おなくなりなすつても、これ程悲しくございますまい。」
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかし少納言様の急に御歿おなくなりになった御話は、前に一応申上げました通り、さらにそのような次第ではございませんから、その噂は申すまでもなく、皆跡方あとかたのない嘘でございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
何と書いてある、奥平大膳大夫おくだいらだいぜんのたいふ御名おながあるではないかと大造たいそうな権幕だから、
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「ナ、何という……御名おなだ」
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
風が小凪おなぐと滅入めいるような静かさが囲炉裡いろりまでせまって来た。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「いえ、なに——たしか甲野君と御同おなどしでした」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)