“小凪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おな50.0%
こなぎ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鋭い口笛のようなうなりを立てて吹きまく風は、小屋をめきりめきりとゆすぶり立てた。風が小凪おなぐと滅入めいるような静かさが囲炉裡いろりまでせまって来た。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
宵深まるにつれて、烈風は小凪こなぎになったが、東南たつみの風向きに変化はない。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)