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『三人の盲の話』
ふりがな文庫
『
三人の盲の話
(
さんにんのめくらのはなし
)
』
「もし/\、其處へ行らつしやりますお方。」……と呼ぶ。 呼ばれた坂上は、此の聲を聞くと、外套の襟から先づ悚然とした。……誰に似て可厭な、何時覺えのある可忌しい調子と云ふのではない。が、辿りかゝつた其のたら/\上りの長い坂の、下から丁ど中央と …
著者
泉鏡花
初出
「中央公論 第二十七年第四號」1912(明治45)年4月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
私
(
み
)
私
(
われら
)
汝
(
こなた
)
此
(
そ
)
切
(
せま
)
頭
(
づ
)
跪
(
つ
)
婦
(
をなご
)
眞實
(
まじめ
)
上
(
うは
)
間
(
なか
)
逆上
(
うはず
)
終
(
しまひ
)
重
(
ぢう
)
閉
(
とぢ
)
嚴
(
きびし
)
呪詛
(
のろは
)
唯
(
たつ
)
突懸
(
つゝかゝ
)
面
(
かほ
)
赫
(
くわつ
)
白
(
じろ
)
定
(
ぢやう
)
自
(
おのづ
)
女房
(
にようぼ
)
上
(
うへ
)
強
(
きつ
)
矢張
(
やつぱ
)
挫
(
ひしや
)
基
(
だい
)
逆上
(
ぎやくじやう
)
斜
(
なゝ
)
甲
(
かふ
)
丁
(
ちやん
)
定
(
さだま
)
性
(
しやう
)
上
(
あ
)
道理
(
もつとも
)
漸
(
や
)
譫言
(
たはこと
)
引掴
(
ひツつか
)
人
(
じん
)
仰向
(
あをむ
)
前
(
まへ
)
歩
(
ぽ
)
切
(
きり
)
際
(
ぎは
)
隱
(
がく
)
最惜
(
いと
)
結
(
ゆは
)
委
(
くは
)
急
(
きふ
)
天
(
そら
)
片側
(
かたかは
)
悄然
(
せうぜん
)
家
(
いへ
)
咳
(
しはぶき
)
漸
(
やつ
)
通
(
とほ
)
首
(
かうべ
)
捉
(
と
)
毎
(
たび
)
掌
(
たなそこ
)
切立
(
きりた
)
此方
(
こつち
)
倒
(
さかさ
)
託
(
ことづ
)
方
(
はう
)
言
(
ことば
)
彼
(
あ
)
形
(
なり
)
心
(
こゝろ
)
吻
(
ほつ
)
呪詛
(
のろ
)
急
(
いそ
)
釣
(
つる
)
恥
(
はづ
)
衣
(
き
)
悚然
(
ぞつ
)
慄然
(
ぞつ
)
可忌
(
いまは
)
憤然
(
むつ
)
通
(
つう
)
間
(
けん
)
闇夜
(
やみ
)
押附
(
おしつ
)
這個
(
こ
)
包
(
つゝ
)
振舞
(
ふるまひ
)
前途
(
さき
)
覺
(
さ
)
掌
(
たなごころ
)
幅
(
はゞ
)
出入
(
でい
)
冷
(
ひ
)
其
(
それ
)
最惜
(
いとを
)
電
(
いなびかり
)
煩
(
わづら
)
顛倒
(
てんだう
)