“御成”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おなり68.0%
おな16.0%
おなん12.0%
オナリ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店を出て御成おなり街道をずんずん須田町方面へと歩いて見た、町並みは少し変っているが、口入屋があったり、黒焼屋があったり
辻斬つじぎりがあったんだ」と男は云った、「ゆうべ宵のくちに、御成おなり小路で辻斬りがあった、浪人ふうで、年ごろも似ているんだ」
「貴方はちっとも紅く御成おなんなさらない。紅くならないであおくなるのは、御酒が強いんだって言いますよ。——貴方はきっと御強いんだ」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
シカシテ、ヤガテ退城ノ後ハ、信長公ノ御成オナリアツテ、御見物ナサルベシ、其意ヲ存ジテ、退去ヲ前ニ、端々ハシバシ普請フシン掃除サウヂヲ申シツケ、表ニハ弓鉄砲ノ兵具、ソノカズ懸並カケナラベ、内ニハ資財雑具ヲ改メ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)