“御仮屋”のいろいろな読み方と例文
旧字:御假屋
読み方割合
おかりや75.0%
おかいや25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御仮屋おかりやは新しい平張ひらばりで、正面に紫の幕、緑の机掛、うしろは白い幕を引廻し、特別席につづいて北向にうまや、南が馬場でした。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
姉の背に突き立っている短刀を引抜いて追っかけ、御仮屋おかりや横町でお滝に追い付いて、物をも言わずに後ろから刺し、そのまま逃げて帰ったところへ父親が来たのだろう。
麓の中心にある一敷地を御仮屋おかいやという。仮屋は東国に数多い狩宿かりじゅく仮宿かりやどと同じで、領主またはその定使が来ては事務を視る処である。古くはこれを政所まどころといった。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)