“政所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まんどころ92.3%
まどころ3.8%
まん3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その皆の眼は折ふし来合せたきた政所まんどころおもてをお気の毒で見るにたえないというようにらしあっていたが、北の政所は、花桶に眼をとめると
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
麓の中心にある一敷地を御仮屋おかいやという。仮屋は東国に数多い狩宿かりじゅく仮宿かりやどと同じで、領主またはその定使が来ては事務を視る処である。古くはこれを政所まどころといった。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「やれのう、御苦労なことではある。わしはよいが、彼妻あれは名残も惜しかろうに、なぜここへ政所まん殿は呼んであげなさらぬ」
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)