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御仮屋
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おかりや
ふりがな文庫
“
御仮屋
(
おかりや
)” の例文
旧字:
御假屋
御仮屋
(
おかりや
)
は新しい
平張
(
ひらばり
)
で、正面に紫の幕、緑の机掛、うしろは白い幕を引廻し、特別席につづいて北向に
厩
(
うまや
)
、南が馬場でした。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
姉の背に突き立っている短刀を引抜いて追っかけ、
御仮屋
(
おかりや
)
横町でお滝に追い付いて、物をも言わずに後ろから刺し、そのまま逃げて帰ったところへ父親が来たのだろう。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
取壊
(
とりくず
)
さずにある
御仮屋
(
おかりや
)
も潜み、
厩
(
うまや
)
も隠れ、鼻の先の松は遠い影のように沈みました。昨日の今日でしょう、原の上の有様は、よくも目に見えないで、見えるよりかも反って思出の種です。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
袴
(
はかま
)
をつけたままの改まった心持ちで、山吹村
追分
(
おいわけ
)
の
御仮屋
(
おかりや
)
から条山神社の本殿に
遷
(
うつ
)
さるるという四大人の
御霊代
(
みたましろ
)
を想像し、それらをささげて行く人のだれとだれとであるべきかを想像した。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
御仮屋
(
おかりや
)
の前の
厩
(
うまや
)
には二百四十頭の
牝馬
(
めうま
)
が
繋
(
つな
)
いでありましたが、わけても殿下の
亜剌比亜
(
アラビア
)
産に
配
(
めあわ
)
せた三十四頭の牝馬と駒とは人目を引きました。この厩を四方から
取囲
(
とりま
)
いて、見物が人山を築く。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“御仮屋”で始まる語句
御仮屋横町