“屋形造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やかたづく66.7%
やかたづくり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここのも屋形造やかたづくりの蒸風呂で、汗を流して出たあとで水をかぶる。流し場は十坪もある広さで、高い切窓の竹格子に夕顔のつるが白い花を一つ見せていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
湖畔こはんの水門から湖上へ浮かび出た屋形造やかたづくりの一そうがそれだった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふなばたあい萌黄もえぎの翼で、かしらにも尾にもべにを塗つた、鷁首げきしゅの船の屋形造やかたづくり玩具おもちゃのやうだが四五人は乗れるであらう。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)