“やまべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤマベ
語句割合
山辺50.0%
山邊25.0%
山部10.0%
鯇5.0%
山魚5.0%
銀斑魚5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路傍(みちばた)にはもう蕗(ふき)の薹(とう)などが芽を出していました。あなたは歩きながら、山辺(やまべ)も野辺(のべ)も春の霞(かすみ)、小川は囁(ささや)き、桃の莟(つぼみ)ゆるむ、という唱歌をうたって。
冬の花火 (新字新仮名) / 太宰治(著)
帝(みかど)はこれを聞(きこ)し召(め)されて、それならば翁(おきな)の家(いへ)にほど近(ちか)い山邊(やまべ)に御狩(みか)りの行幸(みゆき)をする風(ふう)にして姫(ひめ)を見(み)に行(ゆ)くからと、そのことを翁(おきな)に承知(しようち)させて、きめた日(ひ)に姫(ひめ)の家(いへ)におなりになりました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
ここに山部(やまべ)の連小楯(おだて)が播磨の國の長官に任命されました時に、この國の人民のシジムの家の新築祝いに參りました。そこで盛んに遊んで、酒酣(たけなわ)な時に順次に皆舞いました。
鮭(さけ)、鱒(ます)、鯇(やまべ)なぞは持ちきれぬ程釣れて、草原にうっちゃって来ることもあり、銃を知らぬ山鳥はうてば落ちうてば落ちして、うまいものゝ例(ためし)にもなる山鳥の塩焼にも饜(あ)いて了まった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
外は樺(かば)の篝火(かがり)が真昼(まひる)の様に明るい。余等の天幕の前では、地上にかん/\炭火(すみび)を熾(おこ)して、ブツ/\切りにした山鳥や、尾頭(おかしら)つきの鯇(やまべ)を醤油(したじ)に浸(ひた)しジュウ/\炙(あぶ)っては持て来(き)、炙っては持て来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
しかし百姓たちの村に入るところに大きな河が流れて、その河には、秋になると、岩名(いわな)や山魚(やまべ)が沢山に泳いでいました。村の人たちは、みんな楽しそうに、元気で働いていました。
三人の百姓 (新字新仮名) / 秋田雨雀(著)